- きら
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きら【吉良】愛知県南部, 幡豆(ハズ)郡の町。 江戸時代, 吉良義央(ヨシナカ)の領地。 かつて製塩が盛ん。 吉良温泉がある。IIきら【棋羅】碁石を並べたようにずらりと連なり並ぶこと。 棋列(キレツ)。IIIきら【浮垢】〔「ぎら」とも〕水や湯などに油などが浮いてきらきらと光って見えるもの。IVきら【綺羅】〔「綺」は綾織りの軽い絹, 「羅」は透けるような薄い絹〕(1)美しい衣服。 また, 美しい衣服で着飾った人。 羅綺。
「~をまとう」「~, 星のごとく居並ぶ」
→ 綺羅星(2)華やかな美しさ。 ぜいたくで派手なこと。「~を尽くす」「~を競う」
(3)盛んな権勢。 栄華。「世のおぼえ, 時の~めでたかりき/平家 1」
~を飾(カザ)・る(1)衣服を美しく着飾る。「~・って夜会に出かける」
(2)みえを張る。 体裁をつくる。「侍の~・り厳(イカメ)しく横たへし大小/浄瑠璃・妹背山」
~を磨(ミガ)・く服飾や調度に美をこらす。V「播磨米(ハリマヨネ)は木賊(トクサ)か, むくの葉か, 人の~・くは/平家 1」
きら【雲母】「きらら(雲母)」に同じ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.